捺印の重要性|交通事故 示談交渉 ガイド

捺印の重要性

示談内容をしっかり理解すること

前ページでは、交通事故の示談交渉について、その示談書の捺印の危険性まで記載しました。
特に、その危険性は捺印の危険性は示談の内容を理解していないこと、その後の手続きを理解していないことに起因します。
このページでは、何故安易な捺印が危険なのかを解説します。

示談、捺印の時期と重要性

安易な捺印の危険性の理由、その1つは、加害者の刑事責任についてです。
加害者は早めに示談交渉に入ることを、積極的に進めてきます。
もしあなたが被害者であれば、不安で気が休まらないでしょうから、加害者のその行動に賛成し、示談に入るでしょう。
しかし、相手が示談を早めに、と進めるのは、示談が成立すれば刑事責任の刑が軽くなるからです。
検察の取調べの段階で既に示談が成立していたら起訴猶予、若しくは略式罰金で防げる場合もあります。
つまり、被害者には何のメリットもないまま捺印を進めるだけなので、この点には注意をしなければなりません。

もう1つは示談交渉の開始時期の危険性です。
交通事故の場合、対物も、対人も、被害者がなくなった場合はいつ始めても良いことになっていますが、傷害事故に関しては開始時期に要注意です。
それは、治療が終わっていない場合、示談書に捺印してしまうと治療費を払ってもらえなくなるからです。
示談書は、以後一切の請求をしないことを約束し、それを書面に記したものなので、治療費も当然打ち切られてしまうわけです。

そのような理由から、示談交渉自体は早めの開始でもかまいませんが、捺印は絶対に、治療が完了した後に捺して下さい。


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